2002年10月18日

世界2

以前書いた世界一面白いジョークの話。
本には「世界一つまらないジョーク」も乗っていて、
こんな感じ。
「何であの鶏は道路を渡ったんだ?」
「反対側に行くためさ」
うーん、納得。

集計の第一次時点での優勝作も載ってて、こんな感じ
「シャーロックホームズとワトソンがキャンプをしていた。
星の下で彼らはテントを張って眠りについた。
そして深夜、ホームズは目をさまし、ワトソンを起こして言った。
「ワトソン君、空を見たまえ、何が見えるかね。」

ワトソン「何百万もの星が見えます」
ホームズ「それから何が推理できるかね?」
ワトソン「100万の星があり、そのうちのいくつかは惑星をもつとするならば、
そのいくつかは地球みたいな星があり、ということは、生命がいる、と言うことも言えるんじゃないでしょうか」
ホームズ「アホかねキミは。われわれのテントが誰かに盗まれたってことだ」

これも、うーんだけど「世界一面白いジョーク」よりマシな気がする。
だとすれば多くの人がレビューするほどつまらなくなるっていうのは言えそうです。

Posted by kent at 04:12

2002年10月14日

日本人はジョークベタか。

日本人はジョーク下手っていうのは本当か、っていうの誰か調べてくんないかな。
"子"のつく名前の女の子は頭がいい」みたいな感じで新書でひとつ。

これって社会学的にも心理学的にもいろいろ調べようがあると思うのだけど。
小熊研とか熊坂研に行ってたらやってたかもねえ。
適当に考えるだけでも、「日本人は農耕民族だから」とか「封建社会が長かったから」とか、
「日本語の語彙が多いから」とか「単一民族だから」とか「島国だから」とか、
ありきたりな結論がいくらでも導き出せそうだ。

「日本には他国にはないお笑い文化があり、「ジョーク下手」はアメリカの押しつけ史観」
って言う人もいそうです。

わたしは多分、ジョークを楽しむ習慣と言う習慣は全く違ってて、
前者はあるかもしれないけど、後者は多分、言う必要がないから無いんだと思います。
で、これからはどんどん言ってゆくべき、とか書いたらそれっぽい論文。
まあ、そういう論文を書くつもりじゃないから困ってるわけですが。

Posted by kent at 21:08

2002年10月 7日

世界一

世界で最も面白いジョークの話
全世界から多数決で投票している以上誰にとっても一番面白いというよりかは、
誰でもこの笑いの概念を理解(笑えなくても、こういう点で面白いんだろうなあと)できる、
と言う方がもっともらしい。

それは単に本のPR効果をねらったトピックで、
この研究の主眼は地域差の方にあるらしく、
イギリスやオーストラリアでは言葉遊びが、
アメリカやカナダでは優越感が、
フランスやベルギーでは現実離れした(surrealな)ものが
好まれ、日本には「ジョークの習慣自体を見出すことが非常に難しかった」
と言う結果の方が興味深いです。

「ジョーク」の定義は未だにいろいろあるので、それによって変わるものの、
短い落語みたいなのをジョークとするならば、そして、
ジョークを使用するのが一般人であるのが前提ならば、
日本にジョークの習慣が無いというのは納得。

Posted by kent at 08:11