2005年11月27日

ピエール・エルメのエモーション・マホガニー

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上に乗ってるのがココナッツっぽいやつで、
上の方がキャラメルムースで、真ん中へんがパッションで、
下が、果実やらゼリーやら、みたいな。
大変おいしゅうございますが、お値段もさすがピエール、という感じです。

購入場所:ラポルト青山

Posted by kent at 23:11

ピエール・エルメのデューヌ

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これと同じクリスマスケーキを予約したので、
どんなものかと買ってみました。

白い見かけとうってかわって鮮やかな緑色の中身。
なんというか、杏仁豆腐みたいな味がします。
ふしぎ。

購入場所:ラポルト青山

Posted by kent at 23:00

2005年11月 7日

欲されていない血液、B型。

常々思っていたことではあるのですが、
ちまたで献血を募集しているというのを見かけた際、
たいてい、AB型大ピンチ!とか、A型超必要!とか書いてあるのに、
B型に対する表現はたいていあっさりしている気がする。

これは、単にB型に対する配慮というか、本当はいらないのに、
他が超必要だから、強調してみたものの、「B型:くれるというのなら」
みたいな書き方では失礼なので、とりあえず、みたいな、
そんなことを考えてしまい、B型の私は、ああ、そうか、
必要とされていないのか、などと落ち込んだり、などします。

と言う話を知り合いにしたところ、いや、そんなことはないだろう、と
否定されたので、今日は東京中の献血センターをまわって、
B型の必要とされていなさ度合いを調べてみました。

とりあえず、東京中と言っても、町田とかまではさすがに行きづらいので、
山手線圏内で、ということで、調べてみました。
調べてわかったのは、駅からの近さです。とんでもない立地です。
あと、調べてわかったのは、献血マニアみたいなひとのブログなどがあると言うことで、
世の中は広いなあ、と思いました。

■秋葉原
まず、秋葉原献血センター。
秋葉原のセンターは新しく開発されたビルの1Fにあり、
駅から徒歩0分と言ってもいいよい立地のところにあります。
この界隈の変な方向に行きがちなエネルギーを献血にも
わけてください、という、そういう赤十字の意志を感じます。

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特にO型、AB型が不足しています。とのことで、B型が不足していないのは確かだけども、
A型も特に不足していないようで、好感の持てる表現だと思いました。
B型の私も納得の表現です。しかし、納得してしまっては趣旨が違うので、
次の献血センターに向かいます。

■有楽町
次の献血センターは有楽町の交通会館の中にあります。
思ったのは、確かに立地がいいのはいいのですが、
交通会館の6Fって、わざわざ行こうと思わないと行かないところにあって、
それでも人が結構いると言うことにびっくりでした。

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ぼやけていますが、特にAB型が不足と言うことで、
これも納得の表現ですが、納得してしまっては趣旨が違うので、
次の献血センターに向かいます。

■渋谷
渋谷の献血センターは、東口のメガネ屋のところと、
センター街の中心地の二カ所にあるのですが、
とくに、どれが大変という記述はなかったです。

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冬は血液自体、みんな不足している、と言う、
血液にいいも悪いも無い、みんな仲良くしようよ、という平等精神。
ここ渋谷はそういう若者らしいピースフルな街でございますから、
そういう表現になるのも、ごく自然なことです。
しかし、ピースフルは趣旨ではないので、
次の献血センターに向かいます。

■新宿
新宿には三カ所の献血センターがあるようで、
一カ所は都議会のところなので、日曜はやっていないようです。
一カ所は西口の駅の中のイベントセンターのところで、
一カ所は東口の紀伊国屋をちょっといったところで、
このどちらも有名といってよいでしょう。
たぶん、私が印象に残っているのもここのはず。

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イベントセンターのところ。A型:助けて!!、AB型:必要!!と来て、
B型とO型は必要、と、あっさりとした表現、これはへこむと言えますが、
いかんせんO型というおおらかな仲間がいます。
まあまあ、落ち着いて、と言うO型の声と、
まあまあじゃないわよ!あんた、くやしくないの!?と怒るB型、
なだめるO型、そんなカップル像が浮かぶところですが、
それをしりめに東口に向かいます。

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出た!この感じ!
大ピンチ、超ピンチ、と来て、単にピンチ。
これはへこみます。先ほどのカップルもこれは口論必至です。
アップにしてみましょう。

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はっきりとあっさりとしています。
先ほどの渋谷と比べますと、ここ新宿はサラリーマンの街。
パークハイアットと都庁が新宿西口公園を見下ろす街です。
勝ち組負け組だと、はっきり差別をしていく、
そういう確固たる意志を感じます。
そして、さらに追い打ちをかける、このスタッフジャンパー。

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指が入ってしまっている上、ぼやけていますが、A・O・AB型今必要!!
と、はっきりB型は必要でないと言われてしまっています。
ここまで言うなら、B型以外必要!と言ってほしい、むしろ、
という傷心気分です。何度見返しても、Bの文字は、
ABの片割れとしてしか存在しません。
むしろ、趣旨とは違うが、そうでないという証左がほしい、
そんな気分で次の献血センターに向かいました。

■吉祥寺
若者の街吉祥寺。とか書いている時点で自分のおっさん化が自覚されますが、
東京の東側に住む私にとって、吉祥寺はなじみのない街です。
しかし、渋谷が見せたあのピースフルが今はほしい、
若者という部分に期待して、北口駅前の大きなビルに向かいますが、
そこにあったものは、

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あからさまに数量的に必要とされていないB型。
ここまでは国語的なニュアンス、文系的なニュアンスにおいて、
必要とされていない、という、あいまいさの中に救いがあったところですが、
ここではあからさまに数学的に必要のない感じが出ています。
ちなみに、血液型の分布としては、A型:40%、O型:30%、B型:20%、AB型:10%
なのです。しかし、そのABよりも必要とされていないこの感じ。

また、ぼやけていてわかりづらいですが、
A型、B型には「不足」とのみの記入で、O型、AB型は「ピンチ」です。
さきほどの分布を考えると、A型は180くらい必要なのではないか、と、
数学的な救いも残されていた、とも言えるのですが、
文系的なニュアンスでは別にどっちも「不足」ですよ、と、
あっさりまるめられてしまう程度なのだと、完膚無きダブルスコアです。

■池袋
本当は吉祥寺を終着地としようと思っていたのですが、
これで後には引けない、と、池袋のセンターに向かいました。
しかし、池袋のセンターには、とくに表示はなかったので、
この、怒りとも何ともいいがたい感じを、とりあえず、献血という形で
表現することにしました。

池袋のセンターは駅前の雑居ビルのかなり上の方にあり、
わかりづらい、行こうと思わないと行かない場所にあるのですが、
飲み物が飲み放題になっており、お菓子を食ったり、
漫画を読んだりできるようになっており、
客層としては、20歳くらいの若者女子、と、よくわからない年代の
中年男性という構成でした。

厳重な問診等を終えたあとで、採血にはいるのですが、
採血ルームの入り口には棚いっぱいのDVDが。
私はフツーに400mlの献血だったのですが、
成分献血というものだと、採血に時間がかかるので、
その間DVDが見れるように、各ベッドに小型の液晶テレビが
備え付けられているのでした。

ここで私は、日曜のいい時間に一人で献血ルームでDVDを見るという、
休日の過ごし方をする層に対して、いろんな感情を抱いてしまいましたが、
こういう方々のおかげで、いくつもの生命が救われている、
というところで、感謝こそすれ、と思うことにしました。

私は成分献血でないので、DVD等は見れないので、
採血中はとくに何もすることがないので、看護婦の人に、
B型は、こうやって採血をしているが、本当は必要ないのではないか、
というここまでの疑問をぶつけたところ、以下のような回答が得られました。

・分布からすると、A型は人が多いので、どうしても不足しがち。
・AB型は少ないので、不足しがち。
・O型とB型は、わりと中くらいなので、需給のバランスがとれているのかもしれない。
・毎日の病院からのオーダーによって、必要量がその日によって違う。
・ここの看護婦もB型が多いから大丈夫。

という、納得と言えば納得というか、
B型だから大丈夫と言うことはちっとも、ない。というか、
そういう残尿感ではありますが、よくよく考えてみると、
B型の血液の輸血を必要としているのは、B型ということで、
B型が必要とされていない、ということは、
B型があんまり事故とか大手術とかに遭っていない、
ということでもあるので、おっちょこちょいと言われがちなB型も、
意外と、事故とかに遭っていない、ということで、
多少救われるところはあります。

まあ、B型が原因の事件で、本人は助かっている、というパターンは考えられますが。

Posted by kent at 00:21