2003年9月21日

笑いとA

「A」という映画というかドキュメンタリーを見たんですが、
何か途中でもういいよって感じになっちゃった。見たけど。
や、面白いんだけど。

ほら、これを流せないテレビはやっぱだめでしょ、て言うのはちょっと違うかんじ。
それを言うならそういうweblogみたいなのもたぶん無いんだよね。
別にテレビで流す必要はないというか。深夜3時ぐらいに流れるのがいいんだろうけど。
こうしてビデオにもなっただけでも幸いというか。
CNNにアルジャジーラの役割を期待しないでしょ、っていうか。

まあ、それはいいとして、
これを見て彼らの方をまともだと思えるのは、やっぱり笑いのおかげだろうと思う。
フツーに些細な出来事で笑ったりする姿が映ってるから。
どのポイントで笑うのか、というのは相手の理解にとって重要かと。
テレビで映るのは「解脱というのはですね」「撮らないで!」とか
そういう部分だけだし、そういう部分だけ編集してるのだろうけど。
この映画で逆側がむしろオウム的に見えるのは、
こっちはこっちでそれを撮ってないからだと思った。

そう考えると、「こっちが真実で、正しい」っていう風にはならなくて、
どっちもどっちですよって言える状態を保つことが重要であって、
監督の意図もたぶんそっちかしら。
でもそれこそ「解脱」だろうな。

それとはあんまり関係ないけど、
地震が話題になってたけど、
なんなんだろうなあ。

小学校の時とかにクラスの中で地震がいついつに来る、
とかで話題になってそのときはたいそう怖かった経験があるけど。
もうどうだっていいというか、今日あった地震の時も、
地震だと思いつつも布団から出なかったけど。

情報の流れがどうなってるのか、よくわかんないけど、
これがネットで広まった噂(元は八ヶ岳天文台だけど)だとして、
普段見るようなwebサイトの作者とかが、
缶詰を買いました、とか書いていて、ええー、それ信じちゃうのー?
って思ったよ。

んー、これの発祥が週刊朝日の方だったら、
(ネット→テレビ、週刊朝日→ネットっていうフィードバックはあるか)
信じなかったのではないかと思うのだよね。

何か、誰に聞いてもいちおう建前では
「ネットでの情報は各自判断して信用するか決める」
「嘘は嘘であると見破れない人は...」
っていうことになってるだろうけど、
実際を考えるとネットの方をより信用するようになって
きているのかしら。

webサイトで3つぐらい同じ言説が書いてあったら
テレビより信用しちゃうのかもね。
そんだけマスコミが信用されてないわけだよね。
何て書いたら月並みだけど。
通ってる目の数より個人の直観というか、
業界組織のゆがみみたいなのをより重視しているのかしら。

でもなんか怖いなー、これ。
怖いっつってもどうにかなるもんじゃない流れだけど。
それとも単に話題だからってことでとりあえずweblogに
缶詰買いましたって書いただけかも。
それならいいけどね。

Posted by kent at 2003年9月21日 03:31