2003年12月 3日

TSUTAYAと視聴率とよい番組

そういえば最近視聴率云々が騒がしいのですが、
本質はテレビCMに絡んでくるわけで、視聴率20%の番組に流したCMは、
たしかに20%の人が見たかもしれないけど、
そのうちのどの位の人が実際に行動を起こしたかどうかって言うのは
なんとなくでしか調査できないわけで、この辺にうさんくささがあるわけですが、

先週末ツタヤに行ったら、レンタルした客一人一人に
「本日は100円レンタルのキャンペーンのテレビCMをごらんになってお越しになりましたか?」
と、聞いてた。すばらしい。ツタヤにしかできない芸当です。
きっちり、いいえ、と言ってあげました。


この問題に関連して視聴率に左右されない「よい番組」に関する議論が
よくありますけど、そんなに「よい番組」なんて見たいですかね。
「よい番組」って人類とか宇宙の神秘とか、そういうやつでしょう?
苦労に苦労を重ねて撮影した大作ドキュメンタリー!
なんて毎日は見たくない。というか、別にビデオでもいい。

そもそもバラエティーの「よさ」なんてどうやって計るのかわかんない。
たぶんこの「よい番組」議論からはお笑い番組は全く抜け落ちている感じがする、
と言うよりかはお笑い番組は「わるい」ほど後世の評価は「よく」
なる感じがするので(「伝説の」とか言われる)、複雑なところ。

フレンドパークや伊東家の食卓とか鉄腕ダッシュなんかは「よい」に入るんですかね。
あれを見てると、無難も行き過ぎると有害だ、という感じがするのですが。

ま、そういうことを考えるとよくもわるくもない、
愚にもつかない番組が一番ダメ、って感じがするのですが、
結論としてはよくもわるくもない愚にもつかない感じですね。

どうでもいいけど、ナンシー関の開けた穴は本当に大きくて、
いまの週刊誌やら新聞のテレビのコラムは本当にひどいと思うのです。

Posted by kent at 2003年12月 3日 01:19