社会人になってからと言うもの、
タクシーを利用する回数が極端に増えました。
何倍ぐらいに増えたかというと、10倍ぐらいです。
ていうか、就職してから10回ぐらい乗りました。
ていうか、今、タクシーで帰ってきたところです。
毎回思うんですが、なぜ道を客に選ばせるのでしょう。
「Aでもいいですけど、Bから行ってもいいと思いますよ。」
「となると、XX町の方から行きますか。そこ曲がってYY町あたりですかね?」
「ここ、左にします?右にします?」
黙って一番早く着く道を選べ!と言いたくなるのが人情ですが、
そこをぐっと押さえて、「おまかせで」などと言ってしまうと
一番高いルートを通られてしまうのが21世紀日本のせちがらさです(今日)。
これがアカウンタビリティっていうやつなんでしょうか。
説明してくれるならどっちのルートがどういいのかまだ言ってくれないと困ります。
誰しも道マニアだとは限らないからです。
私などは地図が読めない男なので(そして話を聞かない男でもある)
道の名前を言われてもどうしようもない。
は!もしかしてこれは、うんちくブームに乗っかった
タクシー運ちゃんのささやかな「道うんちく」なのかもしれない!
でも、以前、
「私たち運転手はですね、よく道順を考えるときに逆から考えるんですよね。
池袋から北千住だったら、北千住から池袋っていったらこう行くなって言うのを。」
などと言ううんちくを聞かされたけど、意味がわかんなかった。
でも。かくいう私も仕事などで本当にどうでもいいことをお客さんに
選んでもらったりしがちなので人のことは言えないのかもしれない、
というか、もしかして21世紀日本は全体的にそうなのかもしれない、
などと些細な話に飽きたらずつい大きな話に持って行ってしまいがちなのも
ウェブログなどでよく見るのでこれもやっぱり21世紀日本なのかもしれない、
そう考えると21世紀日本はとっても面倒くせえなあ、と思うわけです。