2001年8月 4日

首都高

そういえば、よく、首都高みたいな混雑する道路があんなに高いのはおかしいとか、無料にしろとか良く言うわけだが、この前首都高に乗ったとき思ったには、これはもしかして安いのかもしれない。首都高が混むのは、回り道が出来ない道路の構造だとかがあるわけだが、なにより需要が多いからに違いない。しかしながら、首都高と言うぐらいで、世界一地価の高い東京を通っているわけで、現在の道路幅を広げることはほとんど無理だろう。その一方、東京は日本一道路が整備されてるわけで、どう通っても東京のどこへ行ける、つまり、首都高を通らなければならない、と言うわけでもない。それでも首都高が混むのは、その需要に対して、700円という値段が安いからではないかと思った。

私が思うに、首都高の値段を1500円にしたら良いと思う。そうすると首都高は結構空くだろう。それでいて、やっぱり首都高を使いたい人も依然としているだろうから、相当借金のあると言われる道路公団の財政も潤うだろう。もっと根本的に道路を空くようにするには、ガソリン税とか、自動車重量税を2倍にすればいいと思った。思うに、ガソリンは安すぎである。1リットルで100円切ってる辺り、聞茶が二リットルで300円ぐらいするのを考えてもやっぱり安すぎだ。せめて聞茶並みの値段になるべきだ。生茶並みでも良い。ヨーロッパだかどっかでは1リットル500円ぐらいの国もあるらしいので日本は全然安いといえる。

大学生などを見てもどう見ても車を持つにふさわしくないカーストの人などが車を持つなどして、車は普及しすぎなので、やっぱりガソリンは安すぎる。例えば、私が神奈川中央交通に納めているお金はおよそ月に7000円である。それに引き替え、車通学の知り合いは、年間の駐車場代30000円/12+ガソリン代一日一リットルとして、3000円。と言うことは、月に5500円なわけで、私よりよっぽど安いことになる。これは不公平であるし、車を買える層と買えない層の間の貧富の格差がより拡大することになる。不合理だ。

そうしたことを考えると、ガソリン税などを下げようとする最近の動きはまったくナンセンスであるとさえ言える。車の大気汚染も問題だ。このキャンパスには環境問題などをやっている人などが多いのだから、もっとガソリン税を上げたり、神奈川中央交通の料金を安くする、などと言った運動をしても良いと思う、いや、するべきだ、しなさい、してゆきなさい。まず、私たちが出来る身近なことは、知り合いの車に十円玉で傷を付けるなどして、「この辺はガラが悪いから乗ってこないようにしよう」「車は金がかかるなあ」などと思わせることだと思った。そうすると、自然と車は減って、渋滞はなくなって、大気はきれいになり、地球温暖化が防げ、世界平和が訪れ、神奈川中央交通は安くなるだろう。

Posted by kent at 2001年8月 4日 21:55