2001年6月27日

続・コンパ

以前コンパの概念について書いたところ、そして、独自にリサーチをした結果、日本国中から大きな反響が寄せられたので(小泉内閣メールマガジンに)、紹介してみたく思った。共通していた答えは、コンパ=飲み会であると言う点だった。ただし、飲み会でなくて、わざわざコンパと命名して言うときは、以下のような意味合いを持つという。

1)初対面もしくはそれに近い飲み。気まずい場合が多い。
2)手を出しても良い飲み。来る人はそういう意図を持っている
3)男女がほぼ同数の飲み。
4)日本酒がメインでない飲み。ワイン、カクテルなど。

1)を考えてみると、いわゆるクラス飲みもコンパに入ることとなる。他大学に行っている私の知り合いはクラス飲みのことをクラスコンパと言っていたから、この定義が当てはまりそうだ。この飲みではお互い気が気でないので、気まずい嫌な感じな飲みになる、と言う意見もあった。

2)を考えてみると、これがわりと一般的なコンパの定義なような気がする。これによるとクラス飲みはコンパには入らない場合が多い。後に禍根を残すからだ。そういう場合はわざわざ飲み会と称して、飲むだけだ、と言う念を押すわけだ。しかしながら、特定な状況下ではクラス飲みもコンパとなる場合もあるだろう。後に禍根を残さないような状況、例えば、もうクラスでは会わない、などだ。その場合は1)の定義からは外れることになる。

3)を考えてみると、良く仲間内などで飲む場合、同姓だけで集まると言うことは良くあるわけで、そういうのをコンパと呼ぶのを見たことはないので、これはこれで当てはまりそうだ。しかしながら、私の知りうる限り、どちらかが極端に少ないコンパも見たことがあるので、どうなのだろうか。この点を改めて問いただしてみると、「そういう場合は手を出せなくなるので実質的には飲み会になる」という答えが返ってきた。つまり、この定義には2)が含まれている。

4)を考えてみると、コンパの語感的には当てはまりそうだが、私の知りうる限り、焼き肉屋でのコンパ、とか、和民でのコンパ、などもよくあるわけで、どうにも当てはまりそうにない。これもこの点を改めて問いただしてみると、「その気がある場合は日本酒など飲まない」という答えが返ってきた。この答えを返したのは女性だから、つまり、日本酒をコンパなどでガンガン飲むような女性は向こう側からノーマークになってしまうから、ということらしい。逆に言えば、相手が不足であれば、日本酒などを飲んで実質的には飲み会にしてしまう、ということだろう。男の側からしても、日本酒などをガンガン飲むようでは当初の目的は達せられないだろう。つまり、この定義には2)が含まれている。

つまり、大別すると1)か2)の定義になる。ところで、そうなると、コンパと合コンの違いというのが、全くわからなくなる。私の感覚では1)+2)の場合を合コンと呼ぶような感じもするが、程度問題だという人もいた。つまり、2)の度合いの違いだと。合コン、と言った場合の方がよりその度合いが強まる。

こうしてだいぶ理解が深まった気がしてきたが、あんまり役に立たないような気もしてきた。そもそものコンパの語源は"Company"であると前回書いたから、どういう過程をすっ飛ばしてそんな意味合いになったのかは結局わからなかったし、別にどうでもいいような気もしてきた。

Posted by kent at 2001年6月27日 08:13