2002年12月16日

生物

唐突だけど、そういえばなんか、最近、
「旦那はいらないけど、タネは欲しい」
という話をよく聞くよ。

知り合いの女性なんかでもそんなことを言う人が複数いるし、
マスコミュニケーションでも天海祐希がさんまのまんまで言ってた。
ちょいと考えさせられるというか、翻って自分が女子だと考えてみると、
確かに旦那いらねえなあ、っていう感じはたしかにある。

まず、家に帰ったらおっさんがいる、ないし、
家にいたらおっさんが帰ってくる、って言う状況に耐えられるか、
と言ったら難しいと言わざるを得ない。酒臭かったらなおさら。
それが決まった一人、って言うのも耐え難いかもしれない。
日本社会のカーストの最下層に位置するおっさん、
その嫌悪感って言うのはまず挙げて置いて良い。

また、かろうじて、夫がかっこよかったり、
生物学的に優性だったとしよう、また、性格や趣味も合っていたとしよう。
それにしても、趣味は変わったりするし、優れているほどムカツク、
って言うのはありうる話で一人に決めてしまうのはなんとも、
生物学的に見ても不合理だと言える。

経済学的に見ても、女性が一人で暮らしていくのは、
そんなに難しいと言うほどでもなくなってきてると言える。
つまり、男の経済力と上記のウザさを秤にかけて、
釣り合うか釣り合わないかくらいの位置、ないし、
ややウザさが勝っているのが現況であろう。

さらに言えば、
結婚時には「家事半分手伝うよ」などと言う甘言を弄する男も、
実際働きだしてみれば夜は遅く、休日は寝てばかりで掃除の邪魔、
しまいには「仕事で疲れてんだよ!」などと言いかねない。
これだったら最初っからそんな期待しない方が良いと思っても無理はない。

いちいちうなづくしかない。
近代の合理主義の徹底がここに表れている。
とりあえず、オレの遺伝子残る資格無し!
と思った。

Posted by kent at 2002年12月16日 04:21