2003年12月26日

タモリさん対談

http://www.1101.com/2004_tamori/

さあ、読め!

(引用)

糸井:
   タモリさんが、
   「人類はみんな、ほんとは変態である」
   と主張しているのは、つまり、
   「性は、頭で考えたことなんだから、
    動物のとおりになってるはずはない」
   っていうことですよね?

タモリ:
   そうなんですよ!
   変態って、生殖からズレるわけですよ。
   で、だんだんだんだんズレて、
   もう性行為がなくなってるわけですよね。

   そうなると、例えば、
   ただ単に、女性の靴屋さんの前で、
   欲情したりなんかしてるわけです。
   「それがいちばんいい」って言うんだから。
   絶対に、観念がはたらいてる。

   性は、観念によって、
   ずーっとズレていくわけですよね。
   つまり、純粋なセックスは何かっていうと、
   犬ぐらいしかないですよね。
   犬に覗く犬はないし、女装趣味もないわけですよ。

   ということは、人間は絶対に観念でやってまして。
   それで、ま、恋愛において、女の人が、
   「わたしは、愛してる人としかセックスできないの」
   って、もう、愛してるっていう観念が
   セックスに入ってきてるんですよね。

糸井:
   (笑)

タモリ:
   だからぼくは、
   恋愛っつうのは、変態の第一歩
   なんだと思うんです。

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糸井:
  タモリさんって、絶えず、
  「日々を営む」っていうことを優先させますね。

タモリ:
  ええ。
  なんとか生きのびることが最優先。
  つまりあの、
  観念によって生きかたが規制されるっていうのが、
  あんまり、よくないですね。

  正義であるとか、こうしなければならないとかいうために、
  自分の生きかたを規制されるっていうのは、結局、
  言葉だけを信じて生きてるみたいなもんですからね。
  お題目になっちゃう。

Posted by kent at 2003年12月26日 02:06