97年はじめのめちゃイケを見てるんだけど、全然面白くない。
何か今のものと比べて一番違うのは、「逆に面白い」みたいな手法を
ほとんど使ってない感じ、かなあ。
まあ、生spだからっていうのはあるけど。
一部その兆しみたいなものは見られるんだけど、
今みたいにそんなに自覚的に使えてないと言うか、
少なくとも出演者がうまく捌けてない。
というか、矢部が捌けてない。
これはなんか、めちゃイケに限らず最近のテレビのほとんどが
「逆に面白い」と言うのをよく使う気がする。
つまりなんか、つまらなかったり、シュールだったりするのを、
あえて使って、それに対するリアクションで笑う、みたいな手法。
さらに言うと、テレビの中のお約束みたいなのを逆手に取って、
それをわざとらしく使うような手法とか。
これは単純に見ている人が慣れちゃってそう簡単には笑えなくなっているというのと、
作る側がそういうものを笑えなくなっている、と言うのの2側面があると思う。
実際なんか有名な放送作家の番組ほどそういう傾向は強いような。
それと似たようなことで、ボケツッコミ型のお笑いで、
ツッコミが暴走し過ぎるてボケがつっこむとか、
ベタなノリツッコミで笑いを取ったりとか、
そういうのが最近多いけど、それも同じことだろうな。
まあ、それはいいのか悪いのかは別問題で。
お笑い原理主義ってなかんじで批判するのもどうかと思うけど、
ただ、やっぱり舞台のお笑いが一番だ、とか通ぶる人が出てきているのと、
これは全く同じ現象の表裏のような感じがします。