2003年6月16日

戦争倫理学

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本を読むのってめちゃめちゃ遅いんですよねえ。
遅いっていうか本を読む時間を通勤以外にほとんど割いてない
っていうのもあるけど。これですら2週間ぐらいかかってるので。
「民主と愛国」(900p)なんていつになったら読めるんだろ。

で、これは戦争に関するルールをまとめた本。
過去の著作をまとめたものなので、
全体的にあともう一歩論考を進めればいいのに、
っていう寸止め感が否めません。
というか、著書の論というよりかは過去の論者の論の
まとめって言う感があります。
でも基本的な論点が確認できるのでそれの方がいいのかも。

amazonのレビューで「青臭い書生的な本」っていう論評があったけど、
倫理学なんて言ってるくらいだから青臭いのは当然で、
だれしも現実主義的な論を展開してたらそれはそれでどうなんだ
って思うけど。

本文中に引用されているカントの
「永遠の平和はおそらくありえないにしても、ありうるかのようにわれわれは行為しなくてはならない」
ていうのがわりと好きです。

Posted by kent at 2003年6月16日 01:28