ケーキ熱でぐったりなどしていたのでエントリとしては
空いてしまいましたが、今年のケーキはこれでおしまいです。
今週何人かの前で話をする機会があったのですが、
その際のパソコンの壁紙が豆腐になっており、最後に質問を求めたところで、
「壁紙は何で豆腐なんですか?」
と聞かれもごもごしてしまったのですが、壁紙が豆腐なのもケーキをホールで食うのも
あんまり理由は明確ではありません。
しかし、理由の無いことをやってもいい、というか、
むしろ理由が無いからやってる、くらいの気持ちがあります。
そもそも栄養をとるとかそういうレベルの理由に比べると、
ケーキ自体があんまり理由も無いわけですし。
チョコレートムースですが、中にかなり鮮烈なレモンのジュレが
入っており味を引き締めています。大きさは楕円なのでcmは不明ですが、
割とさらっと食べ終わることができました。
品書きには「ジャン・コクトーへのオマージュ。」と書いてありますが、
それに対して理由を聞くのも「ジャン・コクトー マントン」とかで検索することも野暮です。
理由がなくてもいい、そんな勇気をもらえる何かでした。
やはり年々体力的なものの衰えなどは感じざるを得ないわけですが、
あまり多く食べられなくなるというわかりやすく予想できたようなことに加えて、
ここ数年でわかったことは胸焼けしがちになり、酸味に弱くなるということで、
今回はケーキの食べ過ぎでのどを痛めて声が出ないというすごく説明のしづらい状態になっています。
そうやって新しくわかるようになることもあれば、最初にホールを食べたようなときのことや、
飲み会と同じ日に食べてはいけないと言うことはすっかり忘れてしまっていたりしています。
tofubeats「衣替え」
毎日出かけるたびにまた 出かけてどこにも帰らない
大事にしていた思い出も 今ではすっかりわからない
例年ミスチルがあうなあ、と思いながら歩く春日部への道ですが、
tofubeatsも合うだろうなあ、などと今回は思ったのですが、
もしかしたら、空気の澄んだ夜道にはだいたいの曲が合うのかもしれません。
今日のケーキは20cmです。昨日のエントリを読んだ方はこれは大きいのか、小さいのか、
言うまでもないかと思いますが、そこはこれがムースだということもある程度加味する必要があります。
上にかかってるのがホワイトチョコのムースで、その下にチーズの酸味がある部分があり、
イチゴのムースとなっています。
一つ言えることは、ムースであっても大きいものは大きいということです。
しかし、たいそうおいしくいただくことができました。
昨日のものが21cmだと書きましたが、今日のものは12cmなので、おおよそ半分の
大きさという楽勝ムードなのですが、これまでcmをあまり意識せずして買ってきたことに
気づく瞬間でもあります。21cmはでかい、12cmは余裕。数字で表すことの明快さがそこにはあります。
たいていのケーキは予約で買ってるわけで、縮尺のよくわからない写真を見て決める状態に
この明快さは重要なのですが、これまでとくにこのcmを気にしないで来たわけで、
ちゃんとここにcmを記載しておく、というのは持続可能なホール食いのためにも重要な一歩です。
このケーキは外側は一見普通のショートケーキに見えるのですが、
中身はスポンジの部分が多く、しっかりした生地になっています。
昨今のおしゃれショートケーキはスポンジ部分を極力薄くしたり、
しっとり感を強めてスポンジのスポンジたる部分を弱めることが多かったと思うのですが、
これはスポンジ自体をちゃんと味わう感じになっており、確固たる何かを感じます。
12cmは余裕。そういうことや、いろんなケーキがあるなあ、ということをホールで食うことで
ゆっくり考えられる、そういう見方もあります。
今年もこの季節がやってきました。
初日なのですが、初日からいきなり飲み会があるという、ホールケーキ食いには一大事態になってしまい、
なかなかの厳しい戦いとなっています。
通常、この季節は通常忘年会的なものが催されるわけで、
それでもこの10年間この週は極力飲み会などは入れないようにしてきた、というか、
誘いづらい感じすら出してきたのですが、その苦しい気持ちも年月の中で忘れてしまうものなのかもしれません。
というわけで、飲み会に行く前に取りに行き、大部分を食べた後飲み会に行き、また戻ってきて食べ、
一眠りして朝食として食べる、という流れでアレしようとしたのですが、
フルーツもこの量になるとなかなかの酸味として立ちはだかってきます。
また、去年3〜4様用としてみたのに対し、今年はそれよりもう一段階大きなサイズ(21cm)としてみました。
が、してみましたわけが自分にもよくわからない大量のフルーツ具合でした。
タルト部分のホワイトチョコレートの甘みがなかなかの癒やしとして働いていました。