あああ、これは買ったら負けだなー、
と思いながらも買ってしまったのでやっぱり負けですね。
内容的には黒人がどじょうすくいを練習する、っていうだけで、
あと編集で無理矢理笑わざるを得ない感じ(繰り返しまくりとか)に仕上げてある。
ただ、その本編より副音声の監督の天久聖一の解説が、
スナックを食いながらポリポリ音がしまくっててやる気がない感じなのが
面白かったです。でもこれを面白かったですというのはやっぱり負けな感じがします。
20分ぐらいで特典入れても40分ないんですが、
たしかに、これを一時間見せられてもねえ。
なんだろ、ゲームで言うところの「クソゲー」に当たる感じ。
しかもわざと作った「クソゲー」だからたちが悪い。
これは多少がっかり感がありました。
というのも5年前ぐらいにテレビで何度かココリコの
コントを見て、結構面白かった印象があったので、
今回DVDが出ると聞いて期待してしまったから。
何が原因なんだろ。
いちばん5年前と違うのが田中がボケで遠藤がつっこみ、
と言う枠組みが曖昧になっちゃった、っていうか、
遠藤が力をつけてきてて、コンビの力関係が変わった感じ、かしら。
5年前はわりと遠藤のつっこみはさっぱりした感じだった、
というかはっきり言って下手だったんだけど、
今回のは割とつっこみに自信がついてきた感じというか、
逆にちょっとつっこみすぎのきらいがあるかなと。
それに対して田中のボケも進化しているかと言えば、
それは逆にパワーダウンしている感じというか。
5年前のは田中が本当に気持ち悪くて、それがとてもよかったんだけど、
今回のはそれよりも遠藤がボケに回るコントでの遠藤の方が気持ち悪くて、
それがいちばん良かった気すらする。
5年前にも見たことある田中が一人何役もやるネタは面白かったです。
しかし何でこのタイミングなのかしら。
ココリコ的なタイミングとしては3,4年前ぐらいに出すのが
たぶん良かったんだと思うけど、市場的にはそうでもなかったかもね。
2本まとめて。
二組とも「はねるのトびら」が有名で、しかも人気があるから
この若さでDVDが出ることになったんだと思われる。
でもなんというか、はねるのトびらでのこの二組、
というか、ロバートの秋山とインパルスの板倉はとっても
はじけてて、というか、気持ち悪くて、はねるのトびらが
よくある若手コント番組からは頭一つ飛び出せてるのは、
この二人とドランクドラゴンの塚地のおかげだというのは、
別に私がいまさら取り立てて言うほどのことじゃない。
(+北陽の虻川という人もいそうですが、虻川はそこまで気持ち悪くない、
というか、上の三人が役の気持ち悪さで笑いをとってるのに対して、
虻川はどちらかと言えば素で笑いをとる感じというか)
でも、このDVDの二組はそんなでもない。
はっきりいうと、DVDを出すのはまだ早かったって感じがする。
DVDになっちゃうのは本当に危険で、ライブと違って
後世に残ってしまう以上、こんな恐ろしいことはないと言うか。
よっぽどタイミングを見ないとダメだと思う。
たしかにいまがいちばん良いという判断をしてもおかしくはないんだけど、
たぶん、会場で見たら面白かったのかもしれないけど、
ビデオにしたらそうでもなくなる、というのは当然あることで、
ここがお笑いの恐ろしいところかなと思います。
たぶんいまボキャブラバブルの頃のビデオ見たらひどいと思うんだよね。
どちらかと言えば、インパルスの方は期待通りかなって感じです。
がっかり感が強かったのはロバートの方かしら。
まあ、期待度の差もあるんですが。
ロバートの秋山は普通さの延長線上にある気持ち悪い感じを
演じさせたらピカイチだと思うんですが、
このDVDの秋山はそんなに気持ち悪くなかったです。
最初の中学生役はかなり気持ち悪くてとても良かったんですが、
あとは割と普通というか、はねるのトびらとかでやってる
気持ち悪い役よりは弱い感じというか。
というか、オンエアバトルで一回見た時はもっと面白かったので、
なおさらがっかりというか。
すげえたくさんDVD買ってるくせに積ん読ならぬ積ん見になってるんで、
ここに書くことにしようと思いました。
これを買ったのは初給料なんで、今年の4月なんですが、
見終わったのは今日です。三枚組で短いのがたくさん入ってるから
ちびちび見てまして。
ノーマンマクラーレンと言えば、「カノン」が有名で、
ずっとちゃんと見たかったんだけど、特に見るすべもないし、
特にすごく見たいわけでもなかったので、うかうかしてたら
DVDが出てしかも初給料でお金があったので買っていったわけでした。
内容はと言えば戦意高揚のための国債を買いましょうとか
節約しましょうとかそんなのから反戦まで。
アニメーションって言っても、今みたいな一般的に言う
アニメとは違うわけですが。
これはフィルムにふつうのペンで書いた奴です。
みたいな説明がでるのがあって、Flashなんかでもあんないきいきした
動きを出せる人はほとんどいないだろうなあ。
「アニメーション表現の無限の可能性を追求」とか書いてあるけど、
追求したはいいけど、真似できないからどうしょうもないっつったら身も蓋もないか。
どうやって撮ったんだかわかんないものにひかれますけど、
マトリックスぐらいになるともうどうでもいいっすね。
結構前に買ってたんですが、見れなかったんで。
ピエール瀧の番組のやつで、ニシイという人に
指令を出してリアクションを楽しむ、みたいなやつ。
一歩間違えばいじめ映像みたいな感じでいやがる人もいそうなんですが、
ピエールの愛的なものが感じられるので、
結構愉快に見れる感じでもありますが、
3000円の価値があるかっていったら微妙です。短いんで。
副音声が面白いです。DVDの一番いいところはやはり副音声かと。
それより、おまけでついてる「ピエール瀧の体操36歳」の方が
気になってて、これは「ピエール瀧の体操30歳」の続編なんですけど、
体操30歳の衝撃、みたいなのの前では多少弱いかな、
とか思ってしまいました。最初にこっちを見てたらよかったんだろうけど、
っていうか、「多少弱い」とか言う評価を別に求めるようなものでもないので、
愉快だったってことですましちまうのが正しいでしょうね。
面白い方がたまたまというか。