また月に一度のいいともDVD化の時期がやってきました。
とりあえず今日は自宅研修の傍ら半月ほど見たのです。
今月の見どころとしては、
テレフォンのルー大柴、美輪明宏、ダダスベりの綾小路きみまろ、
タモリさんのバレンタインへの憎悪などが挙げられます。
思うのは、今のいいともレギュラーって、
ほとんど無駄がないというか、なるべくしてそう配置されている、と言う感じが強くします。
月曜は多少弱いのですが勝俣の存在が効いていますし、
火曜はおすぎ、久本とタモリさんの絡みが見物ですし、
水曜はタモリさんの田中いじりや、理解者としての柴田と太田の存在に注目すべきです。
木曜は地味ですが、鶴瓶、ピーコ、麻木の熟年トリオがいい味を。
金曜は関根、藤井、草なぎ、はしの、という地味な四組がストイックです。
これはタモリさんに対するツッコミとボケの配置を見るに明らかです。
・月曜:ツッコミ-勝俣(メイン)、加藤(サブ)。ボケ-山本、岸田、相田、サカナくん
・火曜:ツッコミ-中居、久本。ボケ-おすぎ、田中、久本
・水曜:ツッコミ-田中(メイン)、山口、柴田(サブ)。ボケ-太田、田中、山口
・木曜:ツッコミ-ゴリ、麻木、ピーコ、鶴瓶。ボケ-鶴瓶、ピーコ、川田
・金曜:ツッコミ-藤井、関根、はしの。ボケ-関根、藤井
曜日ごとに見るとタモリさんは月、水でボケに回るケースが多いです。
これは月曜のボケ不足や、水曜の田中などが主な要因としてあげられます。
火曜日はおすぎへのつっこみができるのはタモリさんしかおらず、
金曜は素人がボケに回るケースが多い、と言うことも挙げられます。
木曜はちょうど中間に当たります。これはベテラン陣のバランスが主な要因です。
97年はじめのめちゃイケを見てるんだけど、全然面白くない。
何か今のものと比べて一番違うのは、「逆に面白い」みたいな手法を
ほとんど使ってない感じ、かなあ。
まあ、生spだからっていうのはあるけど。
一部その兆しみたいなものは見られるんだけど、
今みたいにそんなに自覚的に使えてないと言うか、
少なくとも出演者がうまく捌けてない。
というか、矢部が捌けてない。
これはなんか、めちゃイケに限らず最近のテレビのほとんどが
「逆に面白い」と言うのをよく使う気がする。
つまりなんか、つまらなかったり、シュールだったりするのを、
あえて使って、それに対するリアクションで笑う、みたいな手法。
さらに言うと、テレビの中のお約束みたいなのを逆手に取って、
それをわざとらしく使うような手法とか。
これは単純に見ている人が慣れちゃってそう簡単には笑えなくなっているというのと、
作る側がそういうものを笑えなくなっている、と言うのの2側面があると思う。
実際なんか有名な放送作家の番組ほどそういう傾向は強いような。
それと似たようなことで、ボケツッコミ型のお笑いで、
ツッコミが暴走し過ぎるてボケがつっこむとか、
ベタなノリツッコミで笑いを取ったりとか、
そういうのが最近多いけど、それも同じことだろうな。
まあ、それはいいのか悪いのかは別問題で。
お笑い原理主義ってなかんじで批判するのもどうかと思うけど、
ただ、やっぱり舞台のお笑いが一番だ、とか通ぶる人が出てきているのと、
これは全く同じ現象の表裏のような感じがします。
http://www.fsa.go.jp/gaiyou/gaiyouj/daijin2003a/20030207-1.html
「絶対儲かる」と閣僚に東証株価指数に連動したETF(投資信託)を買うよう勧めたという話。
これは2/7のニュースで、今日はなんかそれを怒られたとか言うニュースもあったんだけど、
「絶対儲かる」はともかくとして、こういうETFを閣僚が持つのはいいんじゃないか。
むしろ、今みたいに景気回復が政策課題として優先されるような時代では、
ストックオプションみたいな感じで、閣僚の給料は全額こういうETFで、
というのはどうか。きっとがんばるんじゃないかなあ。
外交的なへまも株価に影響すると考えれば、
これは結構いいんじゃないかしら。問題があるとすれば、
ごく短期的な景気回復策ばかり出してとっとと辞められてしまう可能性だけど、
5年ぐらい手放せない制限を付ければよさそうだし。
まだ終わってないのですが、卒論はお笑いの評価ってことで書いたのでした。
これを知り合いに見せたところ、
「お笑いが必ず相手を必要とするってことが書きたかったんでしょ」
というようなことを言われ、なるほど、そんな意図はなかったものの、
それはたしかにそういう面はあるのです。
ある意味当然なのですが。
で、まだ卒論が完成していないと言いましたが、具体的に言うと、
完成していないのはモデルの適用例に当たる部分で、
タモリさんなどを例に挙げる予定でしたが、タモリ委などをやっている都合上、
適当なことは書けないというプレッシャーや、いまいち切り口がわからない、
といった理由、さらになくても論旨には影響しないので、
時間的な都合で後回しにしたわけです。
ほかの方からもその章が一番大事なのではないかという指摘があり、
困っておった次第ですが、切り口としては、「お笑いは必ず相手がいる」
っていう部分に着目するのがいいのかなあとか思っておる次第です。
つまり、鏡像の関係で何が笑われているかという部分です。
ほかに卒論に書けなかった(時間的ないし論が詰められなかった、など)
ものとしてはお笑いと組織の関係があります。
一般的には多くの人が関わるほどつまらなくなる、ということは
言えますし、言われてきているようです。
しかしながら、それが単純に「笑いが丸くなる」といったことに起因するのか。
組織のデザインに起因するのか、うまく組織が作れればいいのか、
その辺はあまり検討されてないような感じがします。
これは別にお笑いに関係なくクリエイチブを目的とした組織に
一般なことなので、ちょっと考えたいところですが、
4月からまさにそういった目的でつくられた会社という組織体に属するわけで、
その辺の感じを考えたいと思う一方、この場合の組織体は、
組織として何かをつくるわけで個人は歯車であるみたいなクリシェを考えると
悩ましい、というのも挙げておきたい点です。
HDDDVDレコーダーを買ってからというもの、
いいともを毎日録画していて、月に一度すべての増刊号と
その月のベスト6を選んで裏表のDVDに保管しているわけで、
そのたびに一日作業でまだ見てないいいともをじっくり見て
保存するか否かを決める脳会議を開いています。
先月は年明けと言うことで最初の週がすべて選ばれ、
あと一つ選べと言われたら、1/15の小泉首相とタモリさんが
テレフォンで話した回になるでしょうか。
そんなわけで、
春休みと言うことなので、きっといいともを見る方も増えるでしょうから、
曜日ごとの見所を紹介いたします。
・月曜:オープニングの歌って大脱出のコーナー。
タモリさんの形態模写が見れる場合が多い。
・火曜:課題をクリアすると観客にプレゼントのコーナー。
観客の尋常じゃない盛り上がりと、それでもクリアを妨害するタモリさん。
・水曜:ご先祖様は偉い人のコーナー。
タモリさんが歴史をでっち上げたり、田中をいじったりする。
・木曜:体験せずにはいられないのコーナー。
商品の紹介の時タモリさんが指揮をしたり、鶴瓶をいじったりする。
・金曜:素人いじりのコーナー。
タモリさんと関根さんの素人いじりっぷり。事件簿の関根さんの回答など。
■血液型別
・A型:月曜、火曜
・B型:木曜、金曜
・AB型:火曜、水曜
・O型:月曜、金曜
こういう時間をサラリーマンになってももてるのか、
というのはまず最初に挙げておきたい悩ましい点です。